今日で3月が終わり、もう一年の1/4が終わってしまう。そんな中、日本の政治は右往左往しているだけで、自民党は民主党小沢代表の敵失に救われて麻生内閣はしばらく延命しそうな気配だ。おとといの千葉県知事選で民主党推薦候補が敗れたことは、民主党陣営にとって解散総選挙を戦う士気が落ちたことは想像に難くない。
アメリカは、どうやらビッグスリーを単純に支援することを止めるようだ。オバマ大統領がGMとクライスラーにそれぞれ60日と30日の期間を定め、提携等による大幅な再建計画を出さねば破産法の適用も辞さないと発言した。アメリカ経済の構造改革は待ったなしだ。
日本は、政治主導では何も始まらないため、やはり財界(特にメーカー)から日本流の改革を再び(引き続き?)押し進めていくしかないと思う。アメリカ頼りで進んでいく時代はもう終わりだ。ちょうど、WBCで日本が日本流の野球道で世界を2度制覇したことでそのオリジナリティに対する称賛がやまないように、日本の政治経済も日本流の良いところを今一度思い直し、世界の多少のプレッシャーは押しのけて世界に強力に認めさせる時が来たのではないか。これは決して、右翼だの軍国主義的だとかいう変な話ではなく、すでに戦後日本は十分国際社会の話を聞きいれるだけの素養はできているわけで、その上で戦前戦後を通して日本のやり方(独自の文化・作法・礼儀や義理など)の明らかに良いと思われる部分を主張して、国際社会に発信していくべきではないかと思います。
単純には、ハイブリッドカーや環境浄化設備機械産業など、日本の技術力や協調力といったものは世界的に競える部分だし日本から他国へ教育できる部分ではなかろうか。
昨日は、WBC決勝戦で世間は持ち切りでしたね。私も、都内を移動していましたが電車の中や路上で携帯電話や電気店のテレビなどに目を向ける人々に数多く出合いました。それにしても、日韓戦はやはりすさまじい試合になりますね、野球もサッカーも。私は勝っても負けても日韓戦を非常に楽しみにしている一人です。それが、ましてや野球の世界一決定戦の決勝戦で戦うことなど、戦前に誰が想像したでしょうか?ですから、私もこの素晴らしい両雄に試合前はひたすら拍手と称賛を送っておりました。
しかし、試合が始まりしかもチャンピオンが決まる試合ですから、今回だけはどうしても日本に勝って欲しいと思っていました。私も試合経過は幾度となくチェックしていましたが、たまたま9回の裏の韓国最後の打者というシーンは街頭で見ることができました。しかし、結果はダルビッシュ投手がタイムリーを浴びる結果に。私は、「これは逆転サヨナラ負けだ!」と拙速な予想をして見続ける勇気もなく、その場を立ち去ってしまいました。
電車で移動したのち、再び地上に出るとまたまた街頭テレビの前に黒山の人だかり。どうなったのだろう、と見てみると延長戦に突入して、「日本の勝ち越しのチャンスではないですか?」と再び観戦に参戦。しかも打者はイチロー。結果はご存じのとおりですが、これはものすごい劇的なドラマであり、イチローをはじめジャパンのチームメンバーすべてが千両役者だと思います。こんな演出はやっぱり映画やドラマではできない、日本のプロ野球選手の底力を見せつけたとんでもなく素晴らしい戦いぶりでした。そして、今日もまだWBCの話題でもちきりで、あなたが選ぶMVPは?なんてことをいろんな所でやっているようです。
それでは、私も勝手に選ばせてもらいます。MVPは誰?
ズバリ、メンバーとスタッフ全員です。控えに回った選手も、1次メンバーに選ばれながら2次で落選した松中選手や岸選手らも含まれます。そして、それでも敢えて一人選ぶのならば、「原監督」でしょうね。王前監督の後を受け、星野北京五輪監督の続投問題の混乱後、実は誰も引き受けたがらなかったNBC2代目監督の座をあっさり引き受けて、見事に2連覇を成し遂げた手腕はどんな称賛も足りないくらいの偉業です。プレッシャーたるや想像を絶したことでしょう。
そして、この素晴らしい侍の活躍に日本力をもらった皆さん。やっぱり、日本人の良さ素晴らしさを今一度見直して、侍ジャパンの選手たち同様に今日から地道にコツコツと努力を重ねて参りませんか?
皆様、少々お久しぶりですが、お元気でいらっしゃいましたか?当事務所は、例年通り確定申告の終わりとともに最大の繁忙期を終え、ひと段落といった感じです。いよいよ春めいてきましたね。
さて、今朝は野球好きな方なら早朝から実況中継をご覧になられていたのではないかと思いますが、WBCの2次ラウンドが始まり日本-キューバ戦は日本の快勝でした。やはり日本の野球は素晴らしいと改めて実感しました。今回の布陣は過去最強でしょう。ピッチャーもバッターも守備もすべて揃っています。原監督が「日本力」という言葉を使っていますが、日本流の野球道の強さ巧さを見せています。
ところが、政治や経済の世界では国際的に「日本力」は交渉力にものすごく弱いところがあります。主張が弱い、はっきりしない、相手を動かす力がない、などいろいろ評価したりされたりしているようです。最近、勝間和代さんという我々と同業者であり経済評論家として非常に脚光を浴びている女性がいます。この方は私とよく仕事を共にしている同業者が、駆け出しの頃職場(監査法人)で一緒にいたことがあり、その人間から話を聞きますと、昔から相当な才女で有名だったそうです。仕事のスピードが速い、議論をまとめる力がある、とにかく頭が良い、などもてはやすことにはきりがないようですが、私は最近彼女の著書で「断る力」という本を読みました。この中で、今のグローバルな世の中では今までうまく事が運んでいた日本流のやり方は時代に合わず、この本のタイトルである「断る力」を身に着け発揮していかなければ、日本は国際的に取り残されてしまうのではないかと記述されておりました。
彼女の言う「断る力」とは、私なりに噛み砕きますと
など、思いつくままにはこんな感じでした。その中で、赤の2行は私が特筆すべき点だと思った部分です。いわゆる「良い人」でいるために、あらゆる人からの頼みごとを安請負してしまうことが結構多いのではないでしょうか?しかし、意外とこれがその方が楽であったりして、本当は断ることの方が勇気が必要だと思うのです。「断る」は、新たなチャレンジの表れです。はじめから自信がある人などいませんから、これは、次のステップへ踏み出すことを他人へ知らしめる意思表示ですから、なかなか、これに踏み切れずにだらだらと今まで通りのことを続けてしまうのではないか、と。
さて、実際の政治経済などの動向はさておき、日本の良い部分である「日本力」は大事にしながら、この春新たなチャレンジをして行きたいものです。
早いもので3月になりました。例年あっという間ですが、今年は特に1・2月は瞬く間に過ぎてしまいました。皆様方には、花粉症の悩める季節の真っ盛りとなりますが、いかがお過ごしでしょうか?今朝は、何人かの人についての雑感をお伝えします。
まず最初、「無税入門」だか「無税万歳」だったかそのようなタイトルの本を出した方を本屋さんでたまたま見つけました。斜め読みすると、作者は本業はサラリーマンでもうすぐ退職される年齢のご様子で、30数年間で900万円もの所得税を節税した方法を紹介していた。要は、副業で赤字となる事業を行いその赤字と給与所得を損益通算して税金を丸丸還付してもらっていたということ。もし、本に記載のとおり合法的におやりになっていたのならば、確かに「無税」だが副業に赤字を垂れ流して損をしていた、つまり「無税」でも何も得になっていないのでタイトルに騙されて買った読者は馬鹿を見ることになる。いや、そうではなくて架空経費で赤字としていたならば・・・、これは明らかに「脱税入門」でこれを推奨するならばこの輩は相当やばい人ですね。まあ、明らかに後者でなければ意味がないので、いわば暗黙の脱税入門本だと思った。私に言わせれば、30数年間も1円も税金を納めない日本人が偉そうに物申すな、と言いたい。困った人だ。
二人目は、日本のリーダーの話ですが、麻生首相の退陣は時間の問題となってきましたが、対立の小沢民主党代表が日本の米軍に対する認識で第7艦隊?など認識のおかしさが日米両国で問題視されているようです。やっぱり、民主党が政権を取ったら統一性のない大変不安定な政治を行いそうで、解散総選挙をしたところで行き先が不透明です。何はともあれ、強烈な新しいリーダーが必要だと思うのですが、見当たりません。困りました。
最後、同じ政治家の話ですが、ベルルスコーニというイタリア首相も麻生さんなどと同じたぐいの人間のようですね。「イタリアの女性はきれいな娘が多すぎるので、治安強化で強姦犯罪は防げない。」や「オバマ大統領はハンサムで日焼けしている。」さらには、フランスのサルコジ大統領に「あなたの彼女は私があげた」など、これはもう政治家というよりはお笑い漫才師のセリフだ。漫才師なら、面白すぎて大笑いしますが、一国のリーダーの発言では、ただただ呆れるだけだ。
世界を人間を救えるのは、やはり一人一人の個人の意識改革しかないのだとつくづく思う。