日本のマスコミ報道は相当偏っていると思う。今回のウクライナ危機に対する報道を見ていて、これは相当危ないと思った。私が言わなくても、賢明な皆様ならお気づきの方も多いと思う。理由は、ロシアを一方的に悪者としていることとウクライナだけを一方的に被害者と決めつけている報道ばかりであるからだ。私は国際情勢について詳しいわけではなく全くの素人だ。外交問題については、私は元外交官の天木直人氏のブログの購読者であり、彼から学び共感することが多いのであるが、どうやら今回の問題は根が深く闇が多いようで、日本のマスコミ報道だけを信じてしまうと完全に見誤ってしまう紛争のようである。
そして私が最もおかしいと思うことは、ウクライナに同情する報道が日本でこれでもかと流されているが、それでは、ミャンマーやシリアそしてパレスチナやアフガニスタンなど、理不尽な弾圧を受けて苦しんでいる国民や人種の方々は世界各地にたくさんいらっしゃるというのに、どうしてそれらに対してもっと悲惨な状況を伝え日本国民の同情を買うような報道をしないのだろうか?しかもこれらの国の多くは、こともあろうに他国からではなく自国の政府から攻撃を受けて命を落としている。
現代は、ネットがあり、別の視点から解説をしてくれているジャーナリストや元外交官などの方が多数いらっしゃるので、それがとてもありがたく、両方の視点から考えてみると今回の紛争が単にロシアのプーチン大統領が悪者で制裁すべきである、という報道には非常に違和感を覚えるのである。
ワンサイドからしか報道しないTVと新聞報道の信ぴょう性は、せいぜい5割程度と考えるべきである。