福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

世紀末へのカウントダウン開始か?2024年初にあたり

大変久しぶりの投稿になります。
投稿を休止していた理由の一番は、世の中があまりにもおかしな方向に向かっていることに私自身非常に危機感を感じていたことです。静観しているうちに、さらに危険な時代に突入してしまいました。それが、年初からこんなタイトルとなってしまった理由です。
大げさでもなく、本当に世界がおかしくなり、そして日本も崩壊の一本坂を転げ落ち始めたような気がします。
まず世界を見れば、ウクライナ戦争は終戦の兆しさえ見えず、昨年10月から始まったガザの悲惨な状況は今年最悪を迎えそうです。なぜならば、世界の各国は終戦の仲介役を果たそうとする国がほとんど現れず、現れても当事者や欧米諸国の反対により終戦は全く実現しません。ガザの悲惨な状況のニュースを日々ただ見せられるだけです。本来は、大国であるアメリカや中国が仲裁に入って戦争を終わらせたらよいと思うのですが、アメリカは当事者であり全くやめる気は無いようですし、中国は静観しています。それどころか、ガザの悲劇は中東全体に拡大しそうですし、中国が台湾に軍事侵攻することがさも当たり前のような報道ばかりです。そして、北朝鮮がアメリカと韓国の挑発に耐えかねて韓国を名指しで敵国視し、今年は本格的に行動に出ると宣言しました。タモリさんが2022年の最後に「今は戦争前夜だ」と言ったらしいですが、本当に2024年は世界戦争が起きてもおかしくない状況です。世界の平和を願う我々一般の人々は、どうしたら良いのでしょうか。
一方で、この日本国は衰退の一途をたどっています。デフレ脱却は全くできないにもかかわらず、政府は企業に賃上げを要請しますが、対応できるのは大企業と業績の良いほんの一部の中小企業だけです。多くの中小企業はとても賃上げなどできないというのが私が見ていても思います、それが実情です。政府がすべきは、新規国債を発行して政府支出をどんどん拡大し、景気を底から立て直しデフレを脱却することなのに、相変わらずの「財政危機」をあおった緊縮財政のため、財政支出はますます減る一方です。相変わらず国債の新規発行は、国の借金だ(政府の借金で、国民は資産が増えます)、将来の子供たちの負担になる、という愚かな宣伝に騙され続けている国民が大半です。財政支出の財源は、われわれ国民の血税だ、だから無駄遣いは許されない、というこれまた嘘が相変わらずまかり通っています。税は財源ではない、それが理解できた人は少しは増えたような気がしますが、多くの国民は相変わらず「税は財源」だと信じています。そらそうよ(岡田監督ではありませんが)、電車の中や歩道を歩いている人のほとんどが、下を向いてスマホばかり見ている。飲食店に行っても、カップルや夫婦・家族が話をしないでスマホを見ている。それでは、今の日本が本当にやばい状況にあることなど、真剣に考え・近しい人同士から話し合うようでなければ、分かるはずもありません。
日本が2040年までに滅亡する(どのように滅亡するのかは知りませんが、国として全く力がなくなり、その国独力で存在することができなくなることを言っていると私は考えています)、と真剣に言っている経済評論家などがここ2~3年で見られます。私は決して大げさではないと最近思っています。すでにカウントダウンが始まったと思います。そして、2024年は確実にそれが進む1年になるだろうと予感しています。
それでは、どうすればそれを避け、正しい方向に船首を変えることができるのか。私は、一人でも多くの方が前述のようなことに気が付き理解を深め、自ら政治的行動を始めるしかないと考えます。一人で大したことができなくても、それが2人3人と増えやがて国民の1割が行動するような状態になれば、間違いなく政治は国は変わります。それを一人一人が目指すしか、この国の滅亡カウントダウンを止める方法は無いように思います。
どうか、世界戦争が起きないように、また、日本滅亡のカウントダウンが止まるように、それを願う2024年念頭に祈りたいと思います。

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