安部改造内閣が、いよいよスタートする。
前にも書いたとおり、この秋の国会審議には特に注目を要します。安部さんが続投した意味は?税財政改革・年金問題など、どのような方向付けがなされるのか、民主党が政権党を担当できる能力があるのかどうか。
そこで、おととい昨日と早速それらに逆行するのではないかという記事が、日経新聞の一面を飾っていた。ダム建設費膨張9兆円、2008年度一般会計予算概算要求85兆7100億円と。
ダム?!まだやっていたのか、知らないうちにすっかりもとの木阿弥に戻っているじゃあないの。予算85兆円?財源はどこから持ってくるのか。税収からどう考えても、赤字国債の発行額は30兆円近くになるのではないか。それでは一向に日本の借金は減らないですよ!
みな、苦しい時期というのは長くは耐えられないのでしょうか、少しだけ景気が上向いた?つもりで、また無駄遣いを繰り返せばこの国の行き先は、「美しい国」ではなく「借金と重税と情の希薄した国」になってしまいます。
厳しく冷静な目で、国会審議の行方を見据えて行こうではありませんか。