日本の会計基準の国際基準化についての続報です。先週の日経新聞に記事が記載されていましたが、2011年6月までに日本の会計基準と国際会計基準を全面的に共通化することが、日本の企業会計基準委員会と国際会計基準理事会(IASB)との間で合意したとのことです。
ここで、日本における会計基準が現状少なくとも3つ存在していることをお話します。ひとつは、日本独自の会計基準、二つ目は米国基準、そして3つ目が国際会計基準です。日本の企業は、基本的には日本の会計基準に従って決算書を作成していますが、米国に上場している企業などは米国会計基準によって作成することが許容されています。そして、国際会計基準はヨーロッパなどに本社や親会社を持つ企業がそちら向けに決算報告をする時に基準となります。
これらが、完全に一本化されるのか、やはり多少の差異を残して共通化されるのか、今後の動向が気になるところです。