福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

不動産と株価などずばり一刀両断

今日は、最近の動向について私見を書かせていただきます。

株- 日本の株式市場は日経平均がここのところ続伸しています。サブプライムローン問題の影響がまだまだ出てくると思われるのに、なぜ続伸しているのか?これは、世界的に株が低調でやむなく日本市場にも余り金が流れてきているからではないか?この後、必ず大きく下がると見ています、私は。

不動産- マンション価格が下がってきている様子。今日のニュースでも滞留在庫が3割を超えているとか?公然と値引き広告が出回っているとのこと。もともと東京など一部の好立地の物件が値上がりしていただけで、今後資材の物価高でますますマンションの売値が高騰していけば、自然とマンション全体の需要は落ち込むのは当たり前です。いわゆる、「Willingness to pay」の庶民の許容範囲は限度が決まっているのですから(あるいは低下している?)、需要がますます冷え込むのは目に見えていました。マンション価格は暴落するかもしれませんね。一部を除き。それ以外の不動産価格も、今後下がることはあっても上がることはないでしょう、少子化日本なのですから。

景気- 世界的な景気は、ロシアや中国など資源による支配を目指す大国の積極的投資により、米国景気の落ち込みを埋めるだけの経済刺激を与えそうです。ただし、大国間のパワーバランスは崩れるので、新たな紛争を呼ぶかもしれません。地球温暖化対策など、声だけで実行は伴わないでしょう。新たな戦争などが起こらないことを切に望みます。人類は、それどころではないのですから。

そして日本は、まだ2~3年はなんとか大都市部の好景気は続くと思います。ただし、国内の産業構造を変え世界的競争力を取り戻さないと、先行き暗いかもしれません。さもなければ、多少貧しくとも独自の自立の世界に戻せるか、農業を真剣に復活させるべきだと私は思うのですが。

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