福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

事件・災害続発への想い

今週の日本列島は、恐ろしい事件に始まり地震災害に終わるという最悪の週となりました。日曜の秋葉原での凶荒は防ぎようのないものでした。犯人は、25歳で世の中に絶望してこのような犯罪を犯したと記事等に書かれている。25の若さで何故絶望?なのか。むしろ、チャンスはこれから、というはずなのに。世の中で言う、「負け組」という言葉のせいにしたくはないが誰?が負け組なのか。まったく、自己中心的な人間が勝手に言い放った言葉のような気がする。一部の資産家の下で生まれた方を除いて、スタートはみな同じのはず。そこから自分なりに努力や苦労や経験を重ねて、成功をしていくのではないだろうか。それでも、その方が自ら「おれは勝ち組だ!」などとわざわざ言うだろうか?ちょっとした成功ですぐ語るような人間は、大した成功ではないし勝ち組でもないような気がする。

話がそれたので元に戻すと、このような犯罪が起こる「兆候」というものを考えてみたい。二極化とか先ほどの勝ち組負け組など、差別的な言葉がよく使われるようになったのがここ数年かと思いますが、私はこの言葉尻ばかりが先行していることがいわゆる負け組(実際は、今は少々仕事や運勢に恵まれないだけの人)の方々が、この先もずっと苦労するだけだという思い込みをもたらしているのではないか。なにも絶望する必要などなく、今がダメならほかの道やちょっとした方向性を変える工夫や努力をしてみることが、少しの成功を手に入れるきっかけになるかもしれない、それが人生ではないだろうか?少なくとも、この豊かな日本に暮らしている限りは。

話は変わって、今日の東北地震も大変気がかりです。震度6強を計測した栗原市は、私が大好きな栗駒ですでに7~8回も訪れているランプの宿、湯浜温泉のあるところなのです。ニュース速報によると、栗駒を縦断する国道398号はいたるところでがけ崩れがおき、数か所で道路が寸断されているとのこと。昨年訪れているが、今年はこれで行けそうもありません。近くの駒の湯温泉は宿が崩壊寸前、というニュースも飛び込んできました。湯浜の宿は大丈夫だろうか? そして、地域に暮らす住民の方の無事をお祈り申し上げたい。

やはり、今年は災害の多い苦難の年となるのでしょうか?自然の力にはかないません、平静をただ祈るばかりです。

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