福地公認会計士事務所

外資系企業向け英文会計・税務サポート
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公認会計士 福地徳恭

不動産について

最近、不動産市況が一般的に良くないようです。以前も書きましたが、一部地域を除いて再び下落傾向にあるようです。そこで、今日は不動産事業はもとより、投資用マンションなどにより賃貸を行っている方へちょっとしたアドバイス。

賃料の不払い人(テナント)が増加している問題。これについては、早めに手を打つべきです。賃料の遅延が1度でも発生した時点でその賃借人は?と判断すべきで、早めにそれを理由に契約解除をとられた方が良いようです。賃料遅れが発生するということは資金繰りがすでに相当厳しいからです。第一、事前の相談もなく延滞するなどだらしのない人間だと思いませんか?そして、通常のテナントさんはサラリーマンか年金生活者などの固定収入の方でしょうから、後になればなるほど2か月3か月分を一度にまとめて支払うことは難しくなります。あるいは、職を失っているなど収入がなくなっているケースもあり、先延ばしは良い結果が得られません。最近は回収のプロ業者も多数出てきていますので、そういう外注会社を使うことも考えられますが、基本スタンスは早めの行動です。なぜならば、最悪は賃借人の行方不明です。荷物を残して逃亡となれば、手をつけられませんから。早めにきちんと追い出すことですね。空き家もきついですが、行方不明はもっと最悪です。解決に相当時間がかかりますから。

それと、銀行の個人大家さんへの風向きは再び厳しくなっています。嵐はすでに来ています。私どものクライアント様については、注意深く動向をチェックしておりますが、その他のお客様でこのあたりで心当たりが少しでもあるようでしたら、早めに当事務所までご相談をお願いいたします。 手遅れにならないように。

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