福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

成功法則

お盆の真っただ中、連日北京オリンピックの話題で巷は盛り上がっていますね、皆様もご覧になっていますか?北島康介さんはすごい人ですね、水泳で2種目連覇などとても達成できる偉業ではありません。これで引退、と早くも新聞に書かれていますが、まだ1種目残っているのにマスコミというのは本当に節操がありません。まあ、私も含めてマスコミその他大勢の凡人たちにはこの程度の想像や言動しかできないのでしょうね。北島選手には心からおめでとうと言いたいのと、今後は新たな世界でさらなる活躍を祈念したいです。

話は変わりまして、オリンピックなどで輝かしい成績を収めた人は、その後自分の成功法則やそれまでの苦労の道のりなどについて本を出版されるケースが多いと思います。その人個人でなく、その監督やコーチが出すケースもあり、多くは非常に興味深いものだと思います。そして、基本的には地道な努力の日々積み重ねの集大成が成功につながっていくというものだと思います。それとは別に、最近やたらと成功法則やお金持ちになる方法などについての書籍が散見されます。これらの本の何冊かは、ベストセラーにもなったりして結構読まれているようです。

私もこのような本は昔は好きで結構読んでもみたのですが、最近はせいぜい斜め読みする程度にしています。というのも、そもそも成功というのは人によって種類も内容も違いますし、方法も千差万別ですから他の人が行なった方法をそのままただ真似たところで、本当の成功には結びつかないと思うからです。もちろん、まねをしたり取り入れるべき方法論というのはあって、それによって何らかの成果は得られることは確かです。しかし、このような小手先の方法論ばかりを記述している本が乱売されているのを見ると、うんざりします。これらの本をいくら読んでも、真の成功にはたどり着けないと思います。

偉そうなことは言えませんが、成功、の意味には

  • 物的成功
  • 精神的成功

の少なくとも2つの成功が伴って本当の成功だと私は思うのですが、最近のこれら乱売本には物的面の小手先のことばかりが書かれていると思います。特に、金持ち法則。もう、いい加減にしてもらいたい、金だけ稼いで自分だけ良ければという風潮を助長するのは止めた方が良いと思います。

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