福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

金融不安と生保破たん

金融不安が続いており、米国はじめG7各国が危機打開に向けて動いています。本日日本の株式市場は休みですが、韓国やシンガポールなどのアジア諸国の株式市場は小幅ながら上昇気味とのこと。そろそろ下落基調は終わってもらわないと本当に大変なことになりますね。

大和生命が破たんしました。保険契約者保護機構により、大半の保険支払いは保護される見通しでしたが、昨日の新聞によると実際はかなり厳しそうです。国の年金に頼れず、民間の保険に老後を託した方もかなりいるはずですが、生命保険もダメとなると金融の手法だけに頼るのは今後厳しそうです。以前、とある生保のセールスマンが言っておりました。「良い保険・良いセールス・そして良い生保会社の3拍子揃った生命保険を買わなければだめだ!」と。それがどうでしょう、いまや、良い生命保険会社なんて本当にあるのでしょうか?AIGが倒れる時代です、日本生命やアメリカンファミリー・さらにはプルデンシャル生命保険など有名どころはいくつかありますが、ここは絶対大丈夫だなんて言える会社は今後は無いと思った方が良いでしょう。。

今回のアメリカ発の危機は、金融資本市場の失敗・終焉を意味するとも考えられますね。すなわち、お金を商品としてのみ発展しようとする国・地域は、今後の成長などないとTVの番組でも言っておりましたが、GM・クライスラー・フォードが倒れた後の自動車産業は、いよいよ日本の独壇場となっていくような気が私はしております。それは、ハイブリッド車のいち早い開発にあり、これがより低価格で生産能力がアップしてくれば、日本車を求める人が世界中で増大すること間違いありません。ノーベル賞の受賞者4名に沸きましたが、これに続く科学者の育成に問題があることも事実です。麻生首相の「日本の底力」という言葉が好きですが、今こそ日本人の良いところを見直し、長期的視野で日本人の魂から徹底的に磨いていけば日本の将来は明るいと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。

株安ばかりに気を取られるよりも、日本のチャンス、と捉えるべきではありませんか?

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