福地公認会計士事務所

外資系企業向け英文会計・税務サポート
...
公認会計士 福地徳恭

株価の回復は本物か?

みなさまはGWの連休いかがお過ごしでしたか?高速道路は1,000円上限セールで大渋滞のようでした。

さて、連休明けの東京株式市場は3営業日連続のアップとなり、なかなか超えられなかった9,000円の壁を越え年初来最高値を更新しました。アメリカの景気後退局面が底を見せ始めた、という眉唾ものの発言のせいかアメリカの株式市場のアップにつられる状況となりました。これなら、ようやく下がりすぎた株も上昇に転じて10,000円の壁もあっという間にクリアできるのでは?という期待が膨らんできます。しかし、企業の業績はほとんどが今期も赤字見込みというニュースばかりです。ここをどう読むか、ですね。

私は、株価の完全回復基調はまだ2年くらい先と見ています。ちょっと横道にそれますが、皆さんは

「時流に乗る」

という言葉を聞いてどうお考えになりますか?

1.世間の流れにいち早く同調して大儲けする、ないし、大成功を収める、私も時流に乗りたい。

2.周りの状況を常につかみ、時代に乗っていくことは大変重要である。アンテナを張り嗅覚を研ぎ澄ましたい。

3.他人の流れに同調していては、成功はあり得ない。むしろ他人と反対のことをしてみることこそが、成功への第一歩だ。

4.時流に乗るなんてできっこない、私はいつも遅れて、流されてばかりだ。

5.興味なし。

以上5つほど上げてみましたが、どれに当てはまりますか?

何故こんなことを言っているかといいますと、「時流に乗る」とかその類の言葉を使われる方にたまに遭遇して、私はこの言葉についてよく考えることがあるからです。私が5つあげたことはすべて、自身が今までこの言葉に対して思ってきた考えです。そして最近私は、3の考え方を強く思うようになっています。株式投資なんてまさに他人の動きに同調していたら、大儲けすることなんてできないでしょうね。大事なことは、すべて自分なりの考え方をきちんと持つことではないでしょうか。

もちろん、すべて他人と逆のことをすれば良いわけではありませんね。

福地公認会計士事務所ブログ・最近の投稿