巷の景気は相変わらずのようだ。アメリカの株価が上昇し始め日本の株式市場も9,000円を超えて下げ止まったかに見えるが、企業の景気動向は昨年後半からほとんど変わっていないようだ。
大企業は、概ね来年3月期決算予測を2008年3月期決算と変わらず大幅な赤字決算としているのは周知の通りで、その下請けをはじめ多くの中小零細企業がその影響をもろに受け続けている。そんな中、株価の些細な上昇や政府や日銀の景気良化のコメントなどで巷の景気がすぐに良くなるはずがない。駅周辺の客待ちタクシーの数を見てみれば、以前と一向に変わっていないことは一目瞭然である。
さて、だからと言って景気の悪さばかりをぼやいていても仕方がありません。私のクライアントでもどうしても後ろ向きな考え方になりがちな方がいらっしゃいますが、こんな時こそ次代のチャンスと思って表面だけでも明るく前向きに取り組むべきではないでしょうか。
最近、こんな2つのことを思います。自ら、「自分は能力がないので・・・」とか「自分はダメだから・・・」など、否定的な言葉を吐く方は自分で悪い方向へ導いているようなものです。反射効果があるようで、言葉がそのまま自分に返ってくるようです。また、つらい時期というのはなかなか明るい顔になれないものかもしれませんが、暗い顔をしている人間には良い話(人)は寄って来ないものです。これらは、私自身が今までの経験で実感してきたことです。笑いは、病気を治癒する効果があるとも言われていますね。
どうか皆さんにも、今後ろ向きになりかけていらっしゃるのならば、このようなことにならないようせめて表面だけは笑顔で前向きになっていただきたいと思います。