ここ最近、いくつかの身近な痛ましい事件が頻発している。
一つ目は、自宅の近所で起こった交通事故死。10日以上前だが、自宅から歩いて5分以内の交差点で自転車に2人乗りで乗った親子がトラックにはねられてしまった。私の自宅は江東区だが、このあたりは自転車に乗る人が大変多く、自分でも自転車と歩行者の接触事故が起きないかいつも心配している。自転車が少し我が物顔で飛ばし過ぎているとも思う。被害を受けた方には申し訳ないが、自転車に乗る人はもう少し周りに注意をして控え目な運転を心掛けるべきではないかと思う。この事故の真相はよく知らないが、自転車を運転する側は道路を横断する際に車が止まってくれるもの、と思い込まずに左右の安全をよく確認してから進むべきだと思う。何はともあれ亡くなられた方のご冥福をお祈りする。
二つ目は、北海道大雪山で起きた登山者の遭難事件。10名以上の方が亡くなられたとのことで、せっかくの楽しみのはずが最悪の事態になり、無念だったことだろう。どうやら、運よく下山できた方に共通していたのは、防寒具などの準備をきちんとしていたということだ。実は、私も今年から山登りを始めようと企んでいて、最初はビギナー向けの山を登って様子を見て、次のステップにきちんと準備を進めていこうとしていた。また、山は天候が変わりやすく好天と悪天とでは状況が全く異なることも肝に銘じていた。したがって、どんな山だろうと相当の装備をして挑む腹づもりだった。しかし、今度の事故を見て更に慎重にならなければいけないと感じてしまった。他の理由もあり今年の山への挑戦は見送ることとしたが、何はともあれ、自然は甘く見てはいけないし余暇に楽しみでやるもので命を落とすようなことがあっては元も子もないと思った。ガイドを担当した会社にも落ち度があったようだ。何はともあれ、このような惨事が繰り返されないように、祈りたい。
最後は今頻発している、水害と竜巻の被害だ。これは明らかに地球温暖化が原因で、日本が亜熱帯化している証拠だ、とTVで解説している方がいた。これについては、そこに住居を構えていたら避けられないことだと思う。防災だとか訓練だとか技術や準備が言われているが、自然災害はどれほどそれらを高めたところで絶対に防げるものではなく、それこそ、この類の事故は居合わせたら逃げられない、生死は運のみではないだろうか。
上記3つに共通している教訓としては、危険を感じる前に察知して安全な場所に逃げるということだろうか。