8月に入りましたが、今年は東海や西日本の一部などが未だに梅雨明けしておらず、冷夏となりそうですね。東京はそこそこ暑いものの例年よりもずっと過ごしやすい日々が続いているような気がしませんか?東北や北海道では日照不足による作物の不作が心配です。
さて、昨日の日本男子ゴルフで石川遼選手が見事な優勝を飾りました。17歳にして今年2勝目しかも初日から首位をキープし続けての優勝は、彼が今までの日本ゴルフ選手とは次元が違う存在だということを感じずにはいられませんでした。さらに、人間的にも素晴らしいと思った点がありました。昨日はBジョーンズという外国人選手との一騎打ちで、ともに素晴らしいプレーの連続だったのですが、残念なことにBジョーンズ選手がバーディーパットを外した時に何度も、ギャラリーの一部の人が拍手をしていたのです。私は見ていて情けない思いでいっぱいだったのですが、石川選手が優勝インタビューの時に、「BJ(ジョーンズ選手のこと)がいたからこそ今日このような良いプレーができた。私は、BJのことを真に尊敬しています。」と話したのです。これは、本当のことが口に出たのだと思いますが、心のどこかで「ギャラリーの皆さん、彼のプレーにもっと尊敬の念を払って下さい。ミスに拍手をするなんて失礼ですよ!」という想いが込められていたのでは、私は勝手にそう思いました。こんなフォローをこの若さで入れられる彼は、やはり只者ではありません。彼の今後にますます注目していきたいと思います。
さて、こういう若者が出てくると、日本の未来をどんどん背負ってもらいたいと思いますし、それ以外にも水泳で、古賀選手や入江選手・松田選手が素晴らしい活躍をしています。宮里藍選手も日本女子ゴルフ界を再び牽引していくことでしょう。やはり、若くて今までにない力というか風を持った人たちが、粗削りでも構わないので新たなことに挑戦していく社会でなければ、日本はこのまま沈没してしまうと思います。今月衆議院選挙が行われますが、どの党が勝つにせよ、若手議員がもっと表舞台に出なければ日本を良くしていくことはできないのではないか。日本新党という政党があるが、新党というならば老齢な人たちは若手に道を譲り後方支援に回るのが筋ではないか。申し訳ありませんが、今の顔ぶれをみていると旧い元自民党員で構成されているので「日本旧党」あるいは「日本老党」と言われても仕方がありません。
私は何も、日本新党を批判しているわけでも高齢者の方々を軽視しているわけでもありません。そうではなくて、そもそも高齢者といいますか今ある日本を長い間支えてきた老年者こそ、貢献者として若者は尊敬しなければいけないし、そのような方々を社会は支えなければならない。しかし、日本の仕組みが20世紀のやり方では機能しなくなり21世紀の社会的仕組みに変えなければいけない。そのためには、若手に表舞台を譲り新たな取り組みに挑戦してもらう、若者に夢と希望を与え頑張っていただき税金をたくさん支払ってもらい、その見返りとして高齢者の方々は安心して社会福祉を享受していただく。これが社会の道理ではないでしょうか。
社会は新風を待っている、私は真にそう思います。