福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

不変と要変

立秋を過ぎまして皆様に残暑お見舞い申し上げます。昨夜から日本の南海上に突然出現した台風の影響で、全国的に大雨など大変な被害が起こっています。明日まで予断の許さない状況ですから、通勤や外出時には要件を早めに済ませ災害に巻き込まれないように注意したいところです。

いつも思いますが、最近の気候を見ていますと日本が亜熱帯化しており、昔とは明らかに変わってきていると思います。梅雨時にしっかり雨が降り真夏は太陽が降り注ぐ。そんなはっきりとした区分けがなくなり、梅雨時にあまり雨が降らず真夏にスコールのような豪雨が降り注ぐ。この傾向は、今後ますます強まるような気がしますので、我々日本に住む人々がこの変化に対応していかなければならないと強く思います。つまり、変化に要対応していかなければならない「要変」の姿勢が重要だと思います。

政治や経済も今まさにそうで、21世紀に入ってちょうど10年、ぼちぼち20世紀のやり方から要変で行かなければならない。政治は既存の政治家や官僚だけに頼って良い時代は終わったのではないか。経済は日本の得意とする産業技術により製品化してアメリカや中国などへの輸出に大きく頼っていましたが、それも中国に対してすら限界がやってきていると思います。

それではどうしたら良いのか、今一度、日本の持っている独自性や良いところはどこか、それをもって日本が世界にどのように発信して貢献していけるのか、これをしっかり問い直す時代が来たのではないかと思います。ここには、不変でなければならない部分があると思われます。日本だからこそ、の良い部分・良い習慣・良い技術・良い自然など、日本が世界に誇れるものがたくさんあるような気がします。それをしっかり守りながら、さまざまな自然環境や経済環境の変化には対応すべきである、と。

話は全く飛びますが、諸外国との交渉が頓挫ないし困難を増してきているように思えます。たとえば、アメリカとの関係。国内にアメリカの基地が散在していますが、沖縄の基地移転の問題・自衛権の問題など日本がどうしていきたいのかを少しずつ主張すべき時代へ移らなければならないのではないか。アメリカは、日本の首相がころころ変わるのでまともに話をしてきていないような気がします。北朝鮮の拉致問題も難しい問題ですが、どうもアメリカと北朝鮮は今後接近して行きそうで、この両国が国交を樹立でもしたならば日本の主張はほとんどかき消されてしまいそうです。ロシアは、北方領土への支援事業を断ってきたそうです。これについても大騒ぎせず、ロシアとはいっそのこと国交を断絶してしまうとか、あるいは逆に、北方領土など差し上げてやりより親密に付き合っていくか、はっきりさせた方が21世紀の新たなる道筋なのではないか、と。以上は私の勝手な話でしたが、簡単ではない問題だからこそ日本はもっと日本としてどうしていきたいのか、の明確なビジョンを持つべき時ではないかと思うのです。

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