今年を振り返り2
今年を振り返って2、と題して。
最近の新聞記事の一面を少々にぎわしているのは、世界の株価が上昇しているとのニュース。どうもこの類の記事は、期待含みや景気感を操作する匂いを感じていやらしい。日本はほとんど回復していない。ほんの一月前よりましになった程度である。米国や欧州株も、昨年の最悪時期と比較して大したアップではない。むしろ、来年はやっぱりさらに悪くなるのでは、と疑い深くなってしまう。
久しぶりに政治の世界の話をすれば、今年は民主党が政権を取り日本の政治にとって歴史的な一年だった。鳩山さんが政治献金絡みでいろいろ言われているが、こんなやり取りは毎度のこと。それよりも、ビジョンを持って長期的視野で政治を指揮してほしい。来年の参議院選挙でまた首相が変わることだけは避けてもらいたい。
それと、インターネットが普及して久しいが、この弊害がそろそろ議論されて良い頃ではないかと思う。なんでも検索できて非常に便利だが、情報が入り過ぎて本当にこれで人間は幸せなのか？情報の洪水に溺れてしまってはいないか。インターネットでは決して手に入れることのできない、人間と人間との生のぶつかり合い、情や気遣いというものを来年以降はあらためて考え直していくことの大事さを、もっと取り上げてもらいたい。まあ、マスコミや新聞にはあまり期待していないが。
来年は、政治も経済も本当の実力を試される年になりそうです。ある意味、我々は歴史上の転換点に立っているのかもしれませんね。