福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

時代はエコ・激安・気軽・健康

2009年のヒット商品番付が発表された。キーワードは、「エコ」と「低価格」。

東の横綱にはエコカー・西の横綱には激安ジーンズが入った。エコカーはプリウスやインサイトのヒットでうなずけるし、激安ジーンズはスーパーなどで580円ものを見かけてビックリさせられた。それ以外では、LEDはエコ商品、企画外野菜や激安弁当・餃子の王将・下取りなどは低価格戦略が功を奏した例だろう。私はこれ以外に、気軽さと健康志向の2つのキーワードも含まれていると考える。ファストファッションや韓国旅行などは気軽さが受けた例だと思うし、激安弁当や餃子の王将も安いだけでなく気軽に早く昼食を食べられるのが支持されたのではないか。キリンのフリーはノンアルコールビールがこれほどヒットするとは予想外だった。これは、アルコールゼロだがしっかりとしたビールテイストが味わえて、ドライバー等が気軽に飲むことができたのが大きいと思う。昨今の景気の影響などもあり、じっくりと酒を飲んでいる場合ではなくなったのもあるかもしれない。私などは、健康志向からも「今日はフリーだけにしよう。」なんて、昼夜となく今年は随分フリーにお世話になった。ランニング&サイクリングも金のかからない健康志向がうけたといえよう。

さて、話は変わって今年もあと1カ月を切った。ドル安が止まらず、今後の景気の先行きが非常に心配になってきた。株安も止まらない。どうやら、ドル安は来年にかけてもう止まることはないと見える。市場は敏感であり、わかる人は投資先を株式などの有価証券から金に振り替えている様子だ。私も、株式に投資している金をいくらか引き上げて次の投資先を模索しているが、人と同じ動きをしても良いことはなさそうだし、考えあぐねている。日銀が10兆円の市場への供給を決めたが、通貨価値の下落とともに景気の落ち込みによる所得の下降がますます進んで、この先産業は激安競争にならざるを得ないのだろうか?来年に向けて、暗澹たる気分になってきたが、皆さんはこんな難局に対する決意はできていますか?

 

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