福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

アメリカと中国の狭間で揺れる日本

日本が揺れている。尖閣諸島の問題のあと、中国に強硬に出られ対応に苦慮。先週は、首相同士の会談も突然キャンセルされた。この後、アメリカが日本と中国の間に入って3国間会談を提案していると、新聞が報じている。

私の記憶では、鳩山内閣であった時にはこのような強硬な中国の姿勢は無かったはずである。それは、鳩山および小沢氏が親中国派であり(あるいはそのような振る舞いをした)、片や沖縄のことを擁護すべく普天間基地の国外移転をアメリカに求めた態度にあったのか。そして、郵政民営化に逆行するような法案を通そうともした鳩山内閣。これらにアメリカが反対してプレッシャーをかけたのが、鳩山首相の辞任の理由だとする言論がある。それが、親米派?の管内閣となってアメリカの怒りは収まり、今度は中国が日本をけん制している。

これらに鑑みてみると、日本はまさにアメリカと中国と言う2大国の狭間に浮かぶ小舟のように、危うく頼りない状況ではないか。さらには、ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土を訪問するという。何ということだ。危うい状況が世界中に透けて見えている。このタイミングとばかりに、ロシアにも強硬な態度を取られているのではないか。

この先、日本はどう対処し、どの方向へ向かっていくのか。その道筋を立てている日本のリーダーは不在だ。大変、不安な状況だと思うが皆さんはいかが思われているか?

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