この世の人ではない世界の人
ブログの記載を大分怠っておりましたが、この間に世間では様々なことがありました。感覚が空いた分、連続して記載しようと思います。
少し前の話ですが、歌舞伎役者の市川海老蔵さんが暴力沙汰にあって大けがで入院しているとのニュースがありました。顔は陥没し腹部も痛めたとのこと。それなのになぜ、現場で警察沙汰にならずに自宅に帰ってきたのか、素人目には不思議な良く分からないことばかりです。相手方はいまだに逃走している？というのも良くわかりません。飲み仲間の身内同士のけんかだったらしいので、そのあたりも何？か変ですね。
時間がたつにつれ、海老蔵氏の酒癖の悪さや言動の悪さが原因だったのでは、とのマスコミの発言が相次ぎ、あるいは、彼から手を出したとか酒を頭にかけたとか、あーあ、酒癖・態度の悪い怠慢で下品な男の様子が目に浮かんできました。何と哀れな奴か・・・と。
私は歌舞伎を1年半前くらいに見に行ったことがあり、その時、主役はやはり海老蔵氏でした。確かに色男であり人気があるのは分かりましたが、正直、演技力は周りの名優たちに助けられているなあ、と感じたのを良く覚えています。子供の時から市川団十郎の息子で血統が良く、ちやほやされていたのが目に浮かびますね。世間を良く知らない、限られた閉鎖された歌舞伎という社会で、将来が約束されているような生い立ち。
こんなことを言っては失礼かもしれませんが、「歌舞伎」という世界はこの世ではなくあの世の世界ではありませんか？やはり、あの世の人の言動や行動はこの世ではまともではないのでしょうか。ですから、あの世の人である「海老蔵氏」が人間国宝を語るのは、あまりにも軽々しすぎるということもわかっていないのでしょうか。他の歌舞伎界の名優たち実力者たち補助者たちのためにも、彼は芸を磨くことでしかこの非を挽回することはありません。どうか、真に反省して精進してもらいたいと切に願います。