福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

昨日の東電の株主総会

昨日東京電力の株主総会があって、株主から提案のあった「定款に脱原発を盛り込む変更をすること」議案は、反対多数で否決されたとのこと。私の率直な意見は、「何故?」

反対をした多数の意見を集約すると、「今すぐ全原発を廃炉にすることは難しい。」ということだと思う。今すぐには難しいのはわかる気がする。しかし、これだけの大事故を起こし、しかも、いったん大事故を起こすと人間が容易に手を付けられない長い年月を要する問題になってくる。だからこそ、〇〇までに原発からの脱皮を目指す、という脱原発へ進む議論にはならないのだろうか?

反対した人たちに問いたい。今回、福島だったから反対できたのでは。それでは、自分の地元に原発がありその原発が大事故を起こしそれにより居住地を追われた、あるいは、被ばくの危険性に身を置いていたとしたらどうだろうか。それでもあなたは、脱原発の議論に反対できますか?

大震災の後、いろいろな人と原発事故の問題について話をした。その中で、事故が深刻化したらどこに逃げるか?という話を何人かとしたことがあるが、「東京が一番安全」といった人が多かった。なぜならば、原発が無く他の地域の原発からも離れているからだという。日本のどこに行っても原発はある。他の原発でも事故が起こらないとは限らない。だから、東京なのだという。

ちなみにこの質問に対して私は、「沖縄」と答えた。沖縄に原発はない。近くにもない、原発から隔離された場所であると思ったからだ。もちろん、本気で沖縄へ移住するつもりは全くありませんが。しかし、なぜ沖縄に原発が無いのだろうか、その後ふと疑問に思っていた。

私がよく拝見させていただく天木直人氏のブログで、昨日のタイトルがこれについてだった。やっぱり、そうか、他にも疑問に思っていらっしゃる方がいたんだ!

http://www.amakiblog.com/archives/2011/06/28/#001963

気になる方に、ご参考までに天木氏のブログURLを張り付けておきました。

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