福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

復興に動き出す時が来た

先週から今週にかけて、遅い夏休みを取りました。残念ながら、台風の影響を受けてほとんどを家の周辺で過ごしましたが、1泊だけ那須に行きリフレッシュしました。那須も、大震災と福島原発の影響を受けて観光客は激減したのではないかと思うが、今回訪れて、もうその影響はほとんど無くなっているのではないかと感じ、私自身少し安堵の気持ちになりました。

前にも書いたかもしれませんが、私は東北が大好きで那須は東北ではなく北関東ではあるが、那須もよく訪れる私のお気に入りの観光地です。なんといっても、風景がのんびりしていてさわやかで落ち着く。空気も良い。毎年3月に訪れることが多いのだが、今年は震災の影響で訪れることができず、1年半ぶりでした。久しぶりの那須は新鮮で、改めてその良さを思い知りました。ただし、少々寂れてしまった感があり、また皆でこの地を訪れ那須を活気のある地域にしてもらいたいとも思いました。

宮城や岩手の震災で大被害を受けた地域の復興は、まだまだのようです。そして、原発事故を起こした福島も原発周辺はいまだ方針が定まっておりません。私が数年前までよく訪れていた宮城県の秘湯「湯浜温泉」は、3年前の宮城岩手内陸大地震からの復活が待たれておりますが、今回の大震災の影響を直接にも間接にも受けた模様で今年も営業再開に至っていないようです。しかし、少しずつですが復興への動きが続いているはずです。そして、何といっても放射能汚染地域の汚名を着せられた「福島」でも、復興へのほんのわずかな光が見え始めたようです。

たとえば、最近福島県産の野菜がスーパーで堂々と売られるようになりました。私は、福島県産のきゅうりをよく買っています。夏休み中に総理大臣が替り、昨日野田総理大臣と鉢呂経済産業大臣が福島第一原発などを訪問しました。彼らのコメントなどによると、事故当初から比べれば原発近辺の状況は雲泥の差のようです。もちろん、まだまだ厳しい状況であることに変わりはないのですが、少なくとも少しずつではあるが収束の方向へ向かい始めているのではないでしょうか。

明後日で東日本大震災から6か月が経ちます。いよいよ、本格的に復興に動き出す時が来たのではないでしょうか?別に、総理大臣が変わったからではありません。でも、いつまでも管さんじゃあダメでした。野田さんには復興の妨げにならないよう、政治を行っていただきたいものです。日本人は、苦難から学び取りそれを生かして変わっていくことができる国民のはず。まさに、2011年を新しい時代に変わる転機と考え、新しい発想のもとに新しい日本に変えていくべきだと思います。

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