本日、街は歓送迎会だか春の宴だか知らないが、どこも飲食店は大盛況のようだった。たまたま、仕事の関係で今日はあちこち動き回っていたのだが、今宵は春の宴のようににぎわっているように見えた。
さて、それはそれで良い。でも、私は最近、こういう光景に冷めた目でしか見えない思いでいっぱいだ。なぜなら、この国日本の行く末が暗黒にしか見えないからだ。消費税増税法案が閣議決定されたとか。そんなことをニュースが報じているが、国民の皆はほとんど無関心だ。反対でしかないのだが、仕方なく受け入れようか?という人が多いのだろうか、マスコミのニュースによるとそうだが本当かなあ?
日経新聞は、消費税増税はやり遂げなければならないとコラム等で主張する。何故だ???しかし、それに反論する日本人が少ない気がする。当然だと受け入れていいのだろうか、本当に。
亀井国民新党代表は、連立を離脱した。しかし、にもかかわらず、メンバーが閣僚に残って閣議決定に承諾するサインをしたとか?何だそれは?亀井氏は男をあげた、と私は思う。しかし、結果は何だかわからない。これが、やっぱり小泉に負けた男の限界だろうか。
さて、そんな中、福島原発の放射能汚染の問題が、まったく予断を許さない(ように思える)。メルトダウンの詳細な事実を語らず、事故原因の究明は今だよく分からず、にもかかわらす原発再稼働にひたすら歩を進める。だが、新聞で報道された福島原発2号機の核燃料が溶け落ちた近く?の放射線量を特殊な機械で測定したところ、70シーベルト超だとか。この線量は、人間が1分で嘔吐、7分で死に至るという。(死に至るのは何となく学習したが、1分で嘔吐というのはリアルだが、誰かが体験した証拠があるのだろうか?)
これを聞いたら、原発の収束は40年以内に本当の終わるのだろうか首をかしげる。それに、群馬の川魚がものすごく汚染されて禁漁だという。200km以上離れているというのに。ということは、東京や横浜等にももうたくさんの放射能が降り注いでいるということではないか。ひょっとして、福島の事故は、本当はチェルノブイリの事故以上なのではないか。もう、みんなが既にものすごく被曝してしまっていて、取り返しのつかない事態になっているのではないだろうか。
そうはいっても、今生きている日本人は、生活があり生きていかなければならない。だから、生きていくため今を受け入れ、そのまま今の生活を続けているのだろうか?だから、春の宴も季節の流れで続けている、今が春だから楽しまなければ損だと、それで良いという人が今の世の中の趨勢だと思う。
私も今のうちに良い思いをしておこう、という人間の一人であることに間違いない。それが、所詮、愚かな人間の考え・行動だと真に思う。