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公認会計士 福地徳恭

衆議院選挙の争点は何なのか???2

前回も書いたが再び選挙の争点について書く。今回の衆議院選挙の争点は非常にぼかされている。何のための選挙なのかよく分からなくなっている。少なくとも、国民の望まない政治を行ってしまった現民主党政権の退陣のための選挙であることだけは明らかだろう。予想でも、民主党の議席は半分どころか1/3以下に落ち込んでしまう見込みだとか。当然だろう。私は、今の民主党議員は全員落選し政治の世界から退場してもらいたいと思っている。

そして、残念ながら争点がはっきりしない以上、次の政権も国民から決して支持されていないわけであり、長続きしないと思われる。自民党が政権に復帰しそうだと。全く興味がない。前の自民党と何が変わったのだろうか。ましてや、一度総理大臣を投げ出した安倍氏が総理大臣になるのだろう。何のために戻ってきたのだろうか?何もこの人に期待できるものはない。

ひとつ面白いものを見つけた。Yahooでの政治投票で「衆議院の争点は?」の回答者の支持政党で1位なのは、以外にも自民党ではなく日本未来の党であることだ。単に、このようなネット投票に興味のある層がたまたたま支持政党で日本未来の党が多かっただけのことだろうか。私はそれだけではないような気がする。マスコミの支持率に関するニュースなど偏った報道であり、実際は反原発や反消費税増税に大いに関心のある有権者が多く、それを公約に掲げている日本未来の党を支持する人が実際にも多くいるのだという思いだ。

この前の日曜日、たまたま浅草の雷門前を歩いていたら自民党の応援演説に安倍晋三氏が選挙カー上にいた。それを取り巻き、黄色い声を上げたり写真を撮っていたりする人の多さに失望した。この国の国民は、何が問題で何を変えなければいけないか、ということを自分の意見として持っていないのだろうか?テレビに出ている有名人?というだけで舞い上がってしまう人々に、ただ呆れる思いしかない。今度の選挙でも、この国は何も変わらない。ただし、投票を棄権するなどという愚かな行動だけはするつもりはない。

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