辛坊治郎氏を大げさに報道するのはなぜだ？
辛坊治郎とかいうニュースキャスターが全盲の人とヨットで太平洋横断するとかいうニュース？を、民放で盛んに報道していたのが今月初めだった。そして、出港して間もなく浸水したとかでSOSを出して運よく救出されたのがまた報道された。いつも最近のテレビ等の報道はばかばかしくてあまり見ないのだが、今回もその思いだ。
この辛坊氏については私はよく知らないのだが、個人的な感情で申し訳ないが私はこの手のタイプが大嫌いだ。もともとバラエティータイプの番組に出ていたまでは許すが、いつからか偉そうに報道系のキャスターになったのか？政治の問題にも口を出すし経済本まで書いて広告を賑わすのを目にするようになった。なぜこんなタイプの人がまじめ路線の本を書いているのかが不思議でならなかった。何せ、語り口や雰囲気が軽くてたまらなくいやだ。
そして今回の事件。もう、テレビ局は辞めたそうで、なぜマスコミがこんなに大きく取り上げているのか。後で知ったのだが、読売テレビの報道系の局長級まで上り詰めていたとか。そして、故中川昭一氏に対して財務大臣だった時の酩酊事件について相当な批判をしたそうだ。やはり、そうだったか、と思った。この男は、今の政治やマスコミの体制派であり、それを代弁していったことで地位を築いた人物だったのだ。当然、アメリカに対して堂々と批判を繰り広げた中川元大臣の発言を、容赦なく批判したのもうなずける。それも、放送でカットされるほど恐ろしく汚い言葉で。
私の直感は当たっていた。胡散臭くいやなキャスターだと思っていたのだが、本当にその通りだった。今回のヨット横断失敗で、面目丸つぶれの会見だったようだが、個人的にアドベンチャーに行くのは勝手だが迷惑をかけた後始末をきちんとやってもらいたいものだ。まさか、ほとぼりが冷めたらまたしゃあしゃあとテレビに出てくるのではあるまいな？そして、毅然と公務を行った中川昭一氏に比べ、辛坊さん、あなたは自己名誉のための私的な行動でマスコミを利用した。その恥さらしを全身で受け止め、今後マスコミから完全に退場してもらいたい。