福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

テロには負けません、と言うのは簡単だが。

新年早々、日本にとっては対岸の火事のごとくの事件がフランスで起きたが、それがこんな形で日本も火事に巻き込まれるとは想像できなかっただろう。
安倍首相が新年真っ先に訪問先に選んだのが中東だった。フランスやベルギーの事件が起こった矢先だった。なぜ、こんな時に中東へ訪問しなければならなかったのだろうか。そんなに急いで予定通り訪問すべきだったのか?

報道では、イスラム国は安倍首相が中東各国へ援助を表明することで、それがイスラム国が反発する原因を作ったと報じられている。我々への攻撃への助成金ではないかと。そうであるとすれば、ついに日本でもテロが発生する可能性が高まったことになる。なんと恐ろしいことであろうか。

ここでも、安倍首相をはじめとして欧米の政治首脳及び報道機関は「テロの脅威には負けない、屈しない」とスピーチしている。あるいは、一般の人々も我々はテロに負けません。と言っているのを聞く。しかし、テロに負けないとはどういうことなのだろうか?テロが起きても、平和を訴えテロリストを恨むことなくまっすぐに生きていくことなのだろうか?あるいは、テロリストを一掃するために戦うことなのだろうか。それとも、自分だけは犠牲になることなく平和を訴え続けることなのだろうか。自分や家族がテロの犠牲になったならば、どのようにテロに負けない行動をとるのだろうか?

誰がこの答えを明確に出せるのだろうか。私にはわかりません。この答えについて。少なくとも、テロの問題は中東地域の根深い問題が絡んでいることが、最近やっとわかった。しかし、その根深い問題が何なのかはいまだに私にはわからない。しかも、島国日本にだけいるのならば余計にこの問題は触れることのできない対岸の火事なのだろう。

ひょっとしたら、2015年の日本はこの問題からますます混沌としてくる気がしてきた。

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