福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

気になる物価高

みなさんも、モノの値段がやたら上がったと思わないだろうか。消費税増税となった昨年4月1日以降からだが、その時のみならずずっと上がり続けている気がする。
私はバイクが趣味であるが、先日も久しぶりに小田原方面へ走らせて鈴廣かまぼこ店へ寄って好物のあじの開きを買おうとした。私はここではいつも、小あじを買う。中や大は食べ出があってよいのだろうが私は小あじの繊細な味が好きなのだ。この小あじ、一枚100円だったのが昨年110円に値上がりし、今回は120円になっていた。これに消費税10円がプラスになるので25円の値上げだ。つまり、25%も値上がりしたことになる。これはとんでもない上昇である。
スーパーでもどの商品も値上がりした。また、値上げが無くとも明らかに商品のボリュームが減っていることに気が付く。例えば、以前は袋にパンパンに入っていたお菓子が今はスリムになっている。1/4か1/3は減っている感じだ。やはり、値上げ率は20%以上になっているのではないか。
デパートの洋服売り場もそうである。ちょっとしたブランドものの値段はここ1~2年で手の届きにくい値段になっている。これでは、相当のお金持ちしか買わないだろう。しかし、新聞報道によると百貨店の売上はむしろ好調だとか?しかも、今年の夏のバーゲンは例年よりも1週間くらい遅く始まったそうだ。理由は、少しでも定価で買ってもらえる客を増やす狙いだとか。そんなお金に余裕のある日本人が多くいるのだろうか。ひょっとして、爆買いしていく中国人富裕層にターゲットを絞っているのではないかと勘繰ってしまう。銀座の歩行者天国は、中国人をはじめとした東南アジア系の外国人を中心に、外国人旅行客らに完全に占拠されてしまっている。ご存じない方がいらっしゃるならば、土曜・日曜の銀座四丁目から八丁目までの歩行者天国を一度歩いてみると良い。
そして、再来年の消費税10%への再増税である。信じられないことに、いつの間にか「景気条項」が削除されてしまい再来年4月の増税は決定事項になりつつあることはご存知だろうか。
こんな状況では、多くの日本人はますます生活が厳しくなるに違いないと思う。

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