福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

素晴らしいプレーに感謝するのみ。

野球のプレミア12、昨日の日本対韓国戦は、まさに野球は最後まで分からないという恐ろしさを見せつけられた。あの展開で、誰も9回に韓国に逆転負けを喫するとは思わなかっただろう。これを、あらゆる出来事についても当てはまることだと反面教師として教えられた気がした。物事には絶対はないし、ほんのちょっとした風の変化であっという間に今あることが無くなってしまう可能性があるということだ。すべては、自分ではコントロールできない外部要因によって今が成り立っているということを悟らなければならないと思う。しょせん、地球上の生き物などちっぽけで儚い存在なのだ。

それにしても、韓国の選手そして監督はたまた応援している韓国民には、ただただ素直に祝福したい。9回の集中力はただ者ではない。その一方で、敗者の日本には早速敗戦の分析記事がネットのニュースやスポーツ新聞などに散見されている。私は今回の日本の敗戦について監督の選手起用法について問題があるとは思わない。やるべきことをやっての負けであり、勝負事にはこのような不運な負け方もあるのだと思う。例えば、大谷投手を続投させるべきであったとか、松井投手をあの場面で起用するべきではなかったとか、継投策の失敗を指摘する記事がある。しかし、すべてはればたらであり、大谷投手が9回まで韓国打線を抑え込めた保証はない。大谷投手がもし、同じように9回に打ち込まれていたら、なぜ早めに継投しなかったのか、となるだろう。早くから抑えは則本投手に決めていたようなので、8回を完璧に抑え込んだ則本投手に9回を託すのは当然だろう。その則本投手があっという間に打ち込まれてしまったのだから、それに万全に対応することはどんな監督でも難しかっただろうと思う。小久保監督に落ち度はないし、もちろん、継投で出てきた各投手も最善を尽くして打たれてしまったのだから、それを責められる筈もない。

むしろ、シーズンオフにこれだけの素晴らしいプレーを見せてもらったすべての選手皆様(日本以外すべてを含む)に、感謝感激でしかない。まだ、日本は3位決定戦があるらしいし、準決勝1試合と決勝戦が残されている。最後まで、テレビで見ることができるのならば観戦して感動のフィナーレを迎えたいと思っている。そして、くれぐれも怪我の無いように全うしてもらえるよう、祈りたい。

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