福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

特定の人間が異常なまでに中傷を受ける時代

今年は、一部の人が異常に叩かれたように思う。
日大アメフト部の監督とコーチ。
日本ボクシング協会の会長。
そして、日本体操協会の副会長等。
いずれも、報道内容によれば非難されて仕方のないように思えるが、それにしても、特定の人間が毎日テレビ等で取り上げられて集中砲火を浴びせられているのは、ちょっとやり過ぎに思える。どうしてこんな世の中になってしまったのだろうか。他に報道すべき重要なことがあるように思う。簡単には、ネット社会だから事件などがあっという間に広がって世間の周知の事実になるからだ、あるいは、SNSの普及で特定の問題で仲間を集いやすいからだ、ということになる。しかし、それだけで片付けてよいとは思わない。何か、今の世の中が特定の人をスケープゴートにしてみんなで寄ってたかって叩きまくる風潮にしている可能性がある。皆、一見おとなしそうな顔をしているが、実は不満で鬱積している人が多いのではないか。その不満を向けるべき対象に向けられず、その腹いせに自分と関係のない第三者に攻撃対象をセットしているのではないだろうか。
最近思うのだが、電車に乗っている人を見ると、8割から9割の人がスマホを見ている(いじっている)。ところが、スマホに集中しているかというと、意外とそうではないことに気づいた。こちらが会話していると、こちらを振り向いたりあるいは話を聞いている風に見える。「なんだい、スマホをやってたんじゃあないの?」と思うのだが、こういう人がかなり多いのだ。実は、スマホはバリアか仮面であり、本当は他人の行動や話に気になっているのだが、とりあえず、スマホをいじってしまいます、というのが実際ではないのか?皆、スマホ症候群に見えているが、実は、心底スマホに没頭している人は少ないのではないかというのが最近の私の分析である。
なーんて偉そうに大した分析ではないが、私は電車でスマホを見るのが習慣になっている方々には、あまり良い表情に見えないのでお止めになられた方が良いですよ、と申し上げたい。

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