福地公認会計士事務所

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公認会計士 福地徳恭

突発的な暴力には対処できない

昨日の京都アニメーションへの放火事件には、震撼させられた。どう考えても、自爆テロ攻撃である。日本では、世界各地で起こってきたISによると思われるテロ事件は他人事のようであるが、ISとは無関係と思われるテロ攻撃が起きた。恐ろしいのは、狙われた標的(会社・建物・人)がほぼ完全に崩壊させられ、攻撃人の目的が簡単に達成されてしまったように思えることである。報道等によると事件当時70人以上がこの建物で働いていたようであるが、死者負傷者が70人もの数に及ぶとのこと。ほとんどの方が何らかの犠牲になってしまった。
報道では、現場火災の状況説明や分析によりガソリンが撒かれ放火され、逃げる余裕は全くなかったなどとされている。私が思うには、同じ手口による突発的な暴力的テロ攻撃があった場合には、どんな人間も対抗するすべもなくやられてしまうことが、今回の事件で分かったことである。それは、どの立場の人間もどこにいてもやられてしまう可能性があることである。もちろん、政治家など警護される立場にある人は他の一般人に比較して襲われても安全に逃げることができるかもしれない。しかし、絶対ではない。
今回の凄惨な事件の背景が少しでも解き明かされ、二度とこのような多くの人命が奪われる事件が起こらないためにできることを、日本国民全員が考え行動しなければ、若き多くの命が浮かばれないのではないか。

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