驚いた。というか、この政権は何も中身のないこの期に及んでもパフォーマンスだけだ。「緊急事態宣言」のことである。4/5に小池都知事が政府に要請したことにより、4/6にも宣言が出されると言われていた。そしてその予想通り6日夕方に会見が開かれると、明日にも宣言を出すという「予告」会見だった。なぜ緊急事態に予告が必要なのか?続いて昨日7日の夜に、宣言についての説明のための会見が開かれた。会見の前に首相の写真撮影があって・・・。何だこれは?写真撮影している場合かよ・・・。そんな悠長な儀式なのか???
宣言の内容は、よくわからないもので、詳細は各都道府県知事に委ねられるというものだ。しかも、小池都知事は休業要請を行う業種については10日に発表するという。政府と意見が合わないので、調整した後だと・・・。休業補償についても、これから対策すると。
緊急事態宣言は、最終手段だと言われている。いろいろやった後、それでもダメなので大きな痛みを伴う緊急事態宣言により人の動きをすべてストップさせ経済もストップ、そのかわり、政府が休業補償などの損失補填を行うから政府の指示に従って全面的に休業して下さい、それが緊急事態宣言を出す論理ではないのか。
国は曖昧に宣言を出し、その運用を各都道府県へ責任転嫁し、その都道府県からの要請も罰則の無い要請なので、あとは要請に従うも従わないも各個人の自己責任で、ということではないのか。あまりにもお粗末すぎて反吐が出そうだ。みんな国に殺されてしまう。
私は、今まで通り仕事を継続する予定である。もちろん、できるだけ密集する会議は行わないあるいは出席しないようにしながら、とはいえ、どうしても必要な会議や交渉は行わなければ経済的打撃が大きすぎる。補償が無いに等しいのだから。こんな風に、感染リスクまで負わされながらすべて自己責任のひどい世の中だ。